節約レシピといえば、20~30円程度で売られているもやしに、
10個で約100円の卵を1つ使って、あとは、おつとめ品のオンパレードを合わせていき、
一食あたりのお値段がわずか100円かからないような、
食事ばかりになってしまいませんか?
もしも、日頃から食費節約を実行しているのであれば、
一食につき200円の予算が与えられた時には、
それはもう小躍りしたくなるほどにテンションが上がってしまうはずですよね。
200円もあれば、なんだって作ることができちゃいます。
なんと幸せなことでしょう!
今回は、そんな予算が200円もあるときのおすすめの節約レシピと、
200円節約レシピを続けていけば、どんな結末が待っているのかについて、
お話させていただきたいと思います。
間違いない!食費が200円もあると思える感覚こそが節約上手な証!
一食分の食費が200円と聞くと、あなたは安いと感じますか?それとも・・・
たとえば、コンビニでパンやおにぎりを買っても200円近くかかってしまいます。
また、外食をしようものなら、
牛丼やハンバーガーといったファストフード店でさえ、
今や200円ではお腹を満たすことはできそうにありません。
とはいえ、200円で自炊をするための食材を買うとなると、
かなり贅沢ができるはずです。
そういった感覚を常に研ぎ澄ませておけば、
節約マスターの称号を得たも同然だと言えます。
よく一食200円が予算ですと言えば、
200円だけ持っていってお買い物を済ませなければならないと
思われる方がいらっしゃいますが、そういうわけではありません
たとえば、1000円するものであっても、
一食あたりに使う分量で計算すると200円程度になるということで、
そう考えれば節約食材の選択肢は数限りなくあります。
つまり、毎回の買い物の合計金額が200円ということではなく、
一食に換算してみたとき200円となるよにすれば、
節約は無理なく実現することが可能になるのです。
ちなみに、私は一食に200円使ってもいいと言われたら、
次のような食材を購入するでしょう。
詳細は、次章でお話していきますね。
実際に200円で購入可能な食材にはどんなものがある?
200円という潤沢な予算があれば、パスタや米やうどんをメインに据えることで、
メインの具材となるソースやトッピングなどに、かなりのお金をかけることができます。
夏の暑い日であれば、ソーメンやざるそば・ざるうどんをメインとしつつ、
甜麺醤を使ったジャージャー麺風の大皿料理にしてみたり、
錦糸玉子やハムやきゅうりなどを添えた冷やし中華のようなアレンジもできます。
また、人気による品薄と値上げで
庶民には手に入れにくくなってしまった「サバ缶」や「鮭の缶詰め」も、
かけたり和えたりするのに最適です。
ソーメンにさばの味噌煮を合わせる山形県の郷土料理に
かなり近い味わいを再現することもできます。
ほかにも、普段は買うことをためらいがちな「薬味」にも
こだわるのも贅沢の極みでしょう。
個人的には、すだちやゆずといった柑橘類や、ミョウガ・葉山椒などといった
割烹や料亭でも使われることのある野菜をあしらってみるのも、
ちょっとリッチな気分になれるのでおすすめです。
そのように、たまには貧乏食材から開放されて、
好きなレシピを思いっきり味わる幸せを噛みしめてみるのも、
節約中の気晴らし&ガス抜きになると思いますよ。
【おすすめレシピその①】200円でできちゃう?!鯛のあら煮!
通常200円以下で一食を作らなければならない場合、
絶対にできないものが鯛など高級魚を使った料理です。
鯛の切り身を安いスーパーで買おうとしても
決して200円以下で売られていることはほとんどないからです。
そこで目をつけたいのが、鯛の「あら」です。その名の通り、
鯛をお刺身にしたり、切り身にしたあとに残った骨と皮、頭や尾っぽを
中心とした切り落としのことで、煮付けにしたり塩焼きにしたり、
鯛のあら汁を作っても、おいしくいただける部位となっています。
そんな鯛のあらでしたら、
左右合わせて2枚分入って200円もかからずに手に入れることが可能です。
うれしいことに見た目や味は鯛そのもの、
ことわざにもあるようにまさに「腐っても鯛」なわけです。
そして、冷凍保存も可能ですので、半分食べて、
残り半分は後日にいただくということもできます。
その場合、調理前でも調理後でも冷凍できるのでご安心ください。
煮付けにするときのワンポイントアドバイスですが、
少し梅干しを一緒に入れて、お砂糖の甘みを少なめにして
代わりに日本酒やみりんを気持ち多めにして煮込むと、
大人なキリッとした味わいに仕上げることができます。
鯛あらの煮付けを食べるときに気をつけていただきたいことは、
とにかく鯛の骨は大きく太いものとなっているので、
間違えて飲み込んでしまおうものなら、喉に刺さってしまい大変なことになります。
私も一度耳鼻咽喉科を受診するほどの激痛を味わいましたが、
鯛あら煮を食べる際、ついついがっつきたくなる気持ちになってしまうのは山々なのですが、
くれぐれも慎重に召し上がることをおすすめいたします。
【おすすめレシピその②】100g198円の米国産牛肉ステーキ!
節約生活を続けていると、どうしても肉が食べたいという気持ちが
爆発寸前になってしまうときが来るものです。
しかも、豚でもなく、鶏でもなくて、牛肉が食べたいと・・・
そんなとき、お財布に優しい200円でも食べることのできる
牛肉が米国産牛肉とインジェクション成型肉なのです!
とある業務用商品をメインに取り扱っているスーパーでは、
米国産牛肩肉ステーキが100gなんと98円で販売されています。
ということは、200円あれば200gもステーキが食べられるのです。
また、インジェクション肉とは、牛肉をいわゆる各部位ごとに切り分けたあと
残った部分を添加物や結着素材とともに混ぜて作り直した
いわゆる「人工肉」のことです。
安全性への心配もよく聞かれるところではありますが、
200円で肉が食べたい時、背に腹は代えられないものです。
とくに、毎日継続して食べるわけではありませんので、
健康被害はほとんどないと言っても差し支えないでしょう。
インジェクション加工肉の代表的なものが「サイコロステーキ」です。
ネット通販サイトでも、1kgで1000円前後で購入することができ、
リーズナブルなのにおいしくできています。
また、インジェクション加工肉に不安があるという方は、
牛と豚(あるいは鶏)のミンチを合挽きにして、
ハンバーグにしてみても「牛を食った~」という
満足感に近いものが得られると思います。
牛肉は産地と部位を正しく見極めることで200円でも
それなりにおいしくいただける食材です。
あとは、あらかじめ筋切りをしておいたり、
玉ねぎと一緒に調理するといった工夫をして硬いお肉を柔らかくしておけば、
普通の牛肉と同じようにご賞味いただけます!
200円節約レシピを続けた末に待っているものとは・・・
朝ごはんは食パンのトーストや白米とお漬物といった粗食にし、
ランチもお弁当を持参するか、社員食堂などで安く済ませるとして、
夕飯を200円で作ることを習慣化するようにしていけば、
かなりの節約が実現できます。
普段何げなく外食したり、中食を利用したり、
コンビニなどで買い物をすれば、
あっという間に1000円以上になってしまいませんか?
つまり、その差は1日に800円となるわけです。
それを一年365日で考えてみるならば、
単純計算で800×365=29万2000円?!
そうなんです。[marker]年間約30万円も節約が可能[/marker]になるわけです!
塵も積もれば山となるとはよく言いますが、
さすがにこんなにも結果に差が出るとあれば、
200円節約レシピを実践しないわけにはいきませんよね。
まとめ
200円を限られた予算と見るのか、
あるいは普段より贅沢ができると捉えるのか、
人によってその金銭感覚に違いがあることは当然のことだと思います。
ですが、200円なんて子供のおやつ代にもならないとか、
コーヒー一杯も飲むことができない端金と感じるようであれば、
食費の節約は難しいかもしれません。
もし、単身者など自分1人分の食費をまかなえばよいだけで、
それもほとんどが学食や社員食堂で済ませることができるという人以外、
やはり朝500円、昼1000円、夜1000円で生活を続けていれば、
少なく見積もっても毎月食費7万5000円となり、
まるで家賃を倍払っているくらいの出費となってしまいます。
もちろん、払える余裕があれば別ですが、
極力手元にお金を残したいと考えるのが普通ですよね。
というわけで、節約しなきゃ!と思ったときには、
ぜひ今回の記事を参考になさってみてください。
あなたの何かしら節約の一助になれば幸いです。
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