スタッフの数
あからさまに客席が全部埋まったときに、対応しきれないような少人数で
営業している飲食チェーン店は、ブラックであると言えます。
それもそのはず、チェーン店にとって
最も削減したいのが、人件費だからです。
とはいえ、とある牛丼チェーン店でも一時期問題になりましたが、
いわゆる「ワンオペ」と呼ばれる形態は、お手洗いに行くこともできず、
強盗事件が後をたちませんでした。
どのくらいのキャパに対して、どのくらいの人数スタッフを配置するのか、
すでに計算を見誤っているお店は、NG店であると言えるでしょう。
スタッフの接客態度
たとえば、空席があるのに「ご予約されてますか?」と聞いてきたり、
注文から数十分経ってから「オーダー通っていますか?」と尋ねると、
確認の上「通ってます」と言ってきたりするお店は、
それだけで憤慨してしまいますよね。
ほかにも、明らかに頼んでもいないものをテーブルに持ってきて、
「これあなた注文しましたよね?」と客サイドにミスがあったような
ものの言い方をするスタッフがいるのも、問題です。
また、呼んでもすぐにスタッフが来なかったり、
やらされてる感全面に出しているお店もげんなりさせられてしまいます。
もっとも、愛想笑いの一つもできないスタッフがいるようでは、
接客教育がなっていないことは丸わかりです。
そして、食べ終わったお皿を下げに来ることもなければ、
空いたグラスを目にしても、「おかわりいかがですか?」
と言えない店員がいるお店も接客業として失格と言えます。
テーブルや取り皿などの衛生面
テーブルに前のお客さんのこぼした跡であったり、
ゴミが残っているなんてのは、もってのほか。
加えて、調味料や小皿にホコリが付いているようでは、
きちんと掃除ができていない可能性が高いでしょう。
そんなお店で供されるお料理も、
きっと不衛生な状態で作られているに違いありませんので、止めておくべきです。
トイレ掃除が行き届いているか
飲食チェーン店が優良店かどうか見極めるポイントとなるのは、
総じて「トイレ掃除」ができているかどうかであると言っても過言ではありません。
これは、居酒屋に限らず、ファミレスやコンビニでも同じことです。
お客様に気持ちよくトイレを使ってもらえるよう
日頃から徹底しているかどうかは、
お店の姿勢を見極める上で重要な要素となってきます。
オーダー
人間がすることですから、間違いがないとは言い切れません。
とはいえ、明らかにオーダーが通っていないのに、
お会計のときにはちゃっかり請求されてしまったり、
持ってくるのに時間がかかりすぎるというのも、困りものです。
また、確認しなければ、本日のおすすめが分からなかったり、
メニューの違いをきちんと説明できないスタッフがいるお店もどうかと思います。
ボリュームと味と値段の均衡が取れているかどうか
往々にして、飲食チェーン店を訪れるお客さんは、
料理のボリュームと味と値段のバランスに敏感です。
サービスはもちろん、料理の味とボリュームが
成立してこそ支払ってもいいかなと思えるからです。
ほんの一口ほどのもやしナムルのお通しに
300円も付けているようなお店は、二度と行こうと思いません。
最も顕著なのが、生ビールの味です。生ビールは、
ちゃんとサーバーの掃除やメンテナンスをしておかなければ、
すぐに生臭さを伴った悪臭を放つためです。
また、ジョッキやグラスもしっかり洗えていなければ、
汚れが付着していたり、曇っていることがあるので要チェックしておきましょう。
流行っているか
最後の見極めポイントは、そのお店が流行っているかどうかです。
流行っているお店であれば、お料理やお酒がどんどんなくなるので、
常に新しいものを補充することになります。
逆に、流行っていないお店であれば、
何日前の食材だかわからないものを使うこともあるのです。
サイゼリヤの創業者であり現会長の正垣泰彦氏の著書
[marker]『サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』[/marker] (日経ビジネス人文庫)
の中にも書かれていることですが、単においしいからだけではなく、
この内容でこの値段ならお金を払う価値があるとお客様が判断するか
どうかで流行る店になれるかどうかが決まってしまうのだそうです。
つまり、いつ覗いてみても、閑古鳥が鳴いているようなお店は、
やっぱり流行らないなりの理由があると言えます。
さいごに
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