大卒vs高卒
子供が同じ保育園・幼稚園・小学校に通っているというだけで、
それ以外に共通点のないママ友。
中には、学歴で差別をしたりつるむかどうかを決めるママ友もいるようです。
とりわけ、高卒と大卒の確執は大きなもので、中卒なんてもってのほか。
また、大卒ママ友を逆差別する風潮もないわけではありません。
たとえば、国立大学出身の立派なママ友には、
自分たちのコンプレックスが刺激されてしまうため、
メアドや電話番号を交換しないようにしたり、
そのママ友だけLINEグループから排除するような動きもあるそうです。
大卒は大卒と、高卒は高卒とママ友になりやすいのは、
お互いの偏見や溝が埋められないためではないかと考えられます。
若いママvs高齢ママ
[marker]若いママと高齢出産ママの間にも、ある種のわだかまりが起こりやすい[/marker]ものです。
というのも、何となく「できちゃって」結婚したやんちゃな10~20代ママは、
不妊治療の末やっと子供を授かることのできた30~40代の高齢出産ママには、
無計画なだけでなく、だらしない人として映るからです。
おまけに、相手が自分が失ってしまった「若さ」という
武器を持っているところも鼻につき、やっかみを覚えることがあります。
もちろん、下手をすれば「親子」ほどの年齢差のある高齢ママをヤンママの方も、
「おばさん」とバカにしたり、話が合わないと敬遠することも多いのが現実です。
正社員vs非正規&パート
この戦いも今に始まったわけではありません。
とはいえ、事態は年々「泥沼&深刻化」していっているような気がします。
正社員としてフルタイムで働くママは、
私は子育てと仕事を両立させることができるといったプライドが高く、
見え隠れするそういったオーラにそうでないママ友は鼻持ちならないのです。
そして、事あるごとに「私は仕事があるので」といって、
ほかのママ友を「利用」するようなズルさも兼ね備えていたりします。
何かの役を押し付けられそうになってもうまく回避したり、
要所要所で抜けることが多く、
それも非正規&パートママから非難轟々となってしまうのです。
そして、今どきは珍しい専業主婦も、
正社員ママからも非正規&パートママからも
「異質な存在」として見られてしまい、苦しめられることがあると言えます。
旦那がホワイトカラーvsブルーカラー
あろうことが、ママ友の世界では、自分のことは棚に上げて、
旦那の職業によって、ヒエラルキーを確立しようとする動きがあります。
[marker]職業そのものに貴賤があると考えるのはママ友の中では暗黙の了解[/marker]
となっていたりするのです。
士業や会社経営、一部上場企業のエリート会社員を夫に持つママと、
日雇いの現場仕事や安月給の下流サラリーマンを夫に持つママの間には、
絶対に相容れない深い確執が出来上がってしまいます。
嫉妬からなのか、自分たちとは別の人種だとの決めつけからなのか、
どんなときでも仲違いしやすいのが両者の関係であると言えそうです。
賃貸vs分譲
「あらやだ、お宅は賃貸アパートなの?」
といった会話さえ聞こえてきそうですが、ママ友の世界では、
住まいまでもが格付けの対象とされてしまいます。
さらに、
住んでる地域や住んでるマンションの階数までついて回ると来たら、
なんだかママ友付き合いによって生じるストレスは半端じゃなさそうです。
実際、高級住宅街と呼ばれる地域に住んでいるママは
グループになりやすく、また逆も然りといった具合です。
もちろん、同じ分譲マンションであっても、
1階に住んでいるママと12階に住むママなら、
12階のママの方が格上扱いされるというのですから、
開いた口が塞がりませんね。
車有りvs無
マイカーが自宅にあるかないかで、
はたまたその車の車種が何であるかによってもガチバトルが勃発します。
たとえば、車のないママが車を持っているママに
送り迎えをお願いすることもよくある話です。
すると、車持ちのママは、
「うちだけが毎回ガソリン代を払って、乗せてあげてばかりで、
タクシーみたいに使ってんじゃねーよ!」と憤慨してしまったり、
逆に乗せてもらう側の車無しママも、
「軽四のくせに、車持ってるなんてふんぞり返って見苦しいわ。
悔しかったらベンツにでも乗ってみなさいよ」と、
売り言葉に買い言葉となってしまいかねません。
できることなら、[marker]ギブ&テイクの気持ちは忘れないようにしたいものですね。[/marker]
子供の学力によるヒエラルキーまで存在する?!
子供の学校での成績や評価でもママ友バトルが激しさを増すことがあります。
塾に通わせることのできる経済力のあるママたちと、
そうでないママという構図は想像に難くないですが、
同じように塾通いをさせていても、
子供の学力の差によってまたまた階層ができていくのです。
通わせている塾の学費であったり、
レベル、それに講師の質やランクまでもが評価の対象だというから、
塾の先生も大変に違いありません。
残念ながら、子供の学力は親の経済力に比例するところが大きいものです。
したがって、富める者はさらに裕福に、
そうでない者はいつまでも下流となってしまい、
その差は広がり続けていくことでしょう。
とすれば、ママ友バトルが終息を迎えることはあり得ないだけでなく、
むしろ段々惨禍がひどくなる一方という結論になりそうですね。
さいごに
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