主婦にとって見るのも怖いし、
触るのなんてもってのほかなのが「害虫」ですよね。
でも、突如家の中や周囲で大量発生してしまうことだってあります。
そんなとき、主婦のあなたにでもできる、
害虫駆除の方法にはどんなものあるのか、害虫ごとにご紹介いたします。
蜂が巣を作ったら・・・
最近、民家付近に巣を作る蜂が増えつつあります。
環境破壊や自然が失われつつあるので、
どうしても人の住む場所に巣を作らざるを得ない事情があるとも言えそうです。
以前、絶滅の危惧されるニホンミツバチがお寺の墓地に巣を作って、
住職さんがSNSで訴えかけたところ、殺生することなく巣を除去したいと
名乗りを上げた業者によって、一件落着となったニュースは記憶に新しいところです。
ミツバチならまだしも、とくに、怖いのが、アシナガバチやスズメバチです。
身体のサイズが大きいだけでなく、猛毒を持っているので、
刺されてしまうと、アナフィラキシーショックを
起こす可能性があるだけでなく、命の危険さえあるからです。
そんなアシナガバチやスズメバチの駆除の方法ですが、
まだ巣が小さいうちであれば、漂白剤やハイター、熱湯をかけるのがおすすめです。
もちろん、ちょっとでも危ないと思えるような状態になったら、
迷わず駆除作業をやめて避難してください。
自分たちのニオイではない薬品臭によって、
蜂は巣づくりを諦めて、どこかへ行ってくれることが期待できます。
キッチンなど水回りに発生するコバエ対策
こちらも厄介な害虫ですが、コバエはどこからともなく侵入してきて
排水口など水回りをブンブンと我が物顔で飛び回るようになります。
困ったことに、一度発生するとかなりの数になってしまうことが
予想されますので、衛生面を確保できなくなり、人体への影響がないとも言えません。
そこでコバエ対策としておすすめなのが、
排水口の掃除を徹底的に行うことです。
もしかすると、排水口の内部でコバエが発生しやすい
条件が成立している可能性がありますので、
それらを取り除くことがコバエをいなくするにはうってつけとなってきます。
ほかにも、コバエがいなくなるスプレータイプの市販薬であったり、
コバエホイホイなる商品も販売されていますので、
それらを設置して様子を見てみるというのも一定の効果が期待できるでしょう。
家の中にアリが侵入してきたとき使えるとっておきの方法
お砂糖など甘いものやお菓子のクズが残っていると、
そのわずかなニオイを嗅ぎつけて、奴らはいとも簡単に家の中に侵入してきます。
とくに、隊列を組んで、ずらずらと入ってくるので、
かなり気持ち悪いものですが、アリも人を刺すことがあるので油断してはなりません。
とくに、アリはプチプチと1匹ずつ殺していては埒が明かないだけでなく、
アリの身体の中に備わっている「蟻酸」という成分が仲間に「危険」信号を発信し、
より多くのアリが集まってくることとなってしまいます。
そこで、おすすめしたいのは、アリが巣に持ち帰って、
巣ごと撲滅するといった市販品です。
とはいえ、今すぐどうにかしたいと思っているあなたには、
私のやった方法を直々に伝授したいと思います。
それは、ズバリ「コロコロクリーナー」でコロコロするという方法です。
アリは一列になってゾロゾロと動いていきますので、
その筋を一気にやっつけてしまいます。
そして、必ずアリが侵入してきた入り口があるはずですので、
そこをしっかりと塞いでおくようにしましょう。
あとは、お部屋の床掃除を徹底しておけば、
アリの姿を見ることはなくなるはずです。
画期的!カメムシ退治にはこんなものが使える!
カメムシは特に噛んだり直接的な害をもたらす虫ではありませんが、
それでも見た目の気持ち悪さと、独特のニオイが特徴です。
素手で触ろうものなら、しばらくの間手が臭くなってしまうほど
そのニオイが強烈なことで知られています。
そんなカメムシに触れることなく駆除しようと思ったとき、
使えるのが「ガムテープ」なんです。
カメムシは、動きが遅いだけでなく、
甲虫のように硬い身体をしています。
なので、ガムテープでピタッと吸い付くようにキャッチできるのです。
あとは、そのままくるくる丸めて、ゴミ箱へ。
これでカメムシが出てきても、驚かなくても済みますね。
名前を聞いただけでゾッとしちゃう!ゴキブリはこうして一網打尽に!
主婦がもっとも恐れる害虫であり、
戦わなければならない存在でもあるゴキブリは、
昔から、新聞紙を丸めて叩いたり、ホイホイなるものでおびき寄せたり、
ホウ酸ダンゴを食べさせるといった駆除の方法が取られてきました。
でも、最近のゴキブリは賢くなったのか強く進化したのか、
あまりそういったものでは太刀打ちできなくなってきているのが現状と言えます。
そんなゴキブリに今もっとも効果が期待されているのが、
おいしそうなにおいでおびき寄せ、エサと勘違いして食べさせ、
そのまま巣に戻らせて巣ごと全滅させてしまうといった商品です。
大きなドラッグストアに行けば、同様の商品がいろいろなメーカーから
販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
かゆいのだけは勘弁して!蚊を一気にいなくするアイテム
夏になるとどこからともなく入ってきて、
眠っている耳元で「プ~ン」とイヤな羽音をさせるのが蚊です。
蚊に刺されるとかゆいだけでなく、伝染病に感染する恐れもあります。
2014年には、代々木公園で蚊に噛まれた人たちが発症した「デング熱」もそうです。
というわけで、私たちは極力蚊に刺されないようにする手段を講じる必要があります。
虫除けスプレー、蚊がいなくなるワンプッシュタイプのスプレー、
ぶら下げておくだけで蚊の侵入が防げるもの、蚊取り線香など、
蚊に関して効果的なものはたくさなります。
どれを選んでもいいですし、いくつかを併用してみるというのもおすすめです。
あなたなりのチョイスで、蚊に刺されるリスクを減らす工夫をしてみてください。
毒蛾の幼虫や毛虫の撲滅に使えるもの
毒蛾の幼虫の粉や毛虫などは、肌にアレルギー症状を引き起こすとされています。
私も以前、正体不明の赤い発疹が体中にできて、
皮膚科を受診したことがありますが、そのときの医師による診断は
「毒蛾の幼虫の毛が空気中に舞って、肌に触れたため」であるとのことでした。
小さいくせに人間に与える害は大きなものと言えます。
そんな毒蛾の幼虫や毛虫をやっつけるには、
まず発生元になっている植物を室外に移動させることが肝心です。
そして、掃除機で一気に吸い取っていきましょう。
その後、見えないところに潜んでいる幼虫や毛虫がいる可能性がありますので、
煙の出るタイプの殺虫剤を部屋で焚いてください。
なお、煙式の殺虫剤は、卵には効果がありませんので、
しばらくして卵が孵化してくる頃に再度使用することが大切です。
見た目がグロテスクで怖いムカデへのアタック方法
主婦にとって、見ただけで思わず叫び声を上げたくなってしまうのがグロい虫です。
とくにムカデは色も見るからに毒がありそうな鮮やかなものが多かったり、
どうやってやっつけようかと悩んでしまいがちですよね。
あなたがもし、ペットを飼っていたり、
小さなお子さんをお持ちの主婦であれば、
何としてでも撲滅しておかねばならない義務があると言えます。
市販のものでおすすめなのは、ムカデに直接スプレーして
凍らせてやつけるタイプのものや秒殺してしまうという
なんとも強力なスプレーがあります。
ほかにも、見えないところのムカデにも効果を発揮してくれる、
くん煙剤やくん蒸剤も使用しておくと良いでしょう。
ちなみに、ムカデと同じく見た目が受け付けない「クモ」ですが、
こちらはほかの害虫を捕獲して食べてくれるので、害虫ではなく益虫であると言われています。
クモを見つけても、どうか殺さないようにしてあげてくださいね。
まとめ
害虫は異常気象や家の状態によってある日降って湧いたように発生するものです。
だからこそ、日頃からちゃんとお掃除するなど
こまめに意識を高く持っておく必要があります。
もちろん、専門の業者に依頼をすることもできますが、
一度あなたの力で何とかしてみるのも、今後のためにも貴重な経験となるので、
対処してみるのも悪くありませんよ。
コメント